株式会社トラスト

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防犯カメラに“犯行”の瞬間、男が猫を連れ去り 目的は?

「猫を飼いたかったがお金がなかった」。そんな身勝手な理由で猫を連れ去った男が、窃盗容疑で逮捕されました。防犯カメラが犯行の一部始終を捉えていました。 小屋の中をうろつく1人の男。時折、猫を誘い出すようなしぐさをしています。その後、男は袋から猫のエサのようなものを取り出しました。誘われるように猫が集まっていきます。すると次の瞬間、猫の首に突然、ひもをつけ始めたのです。危険を察知し、激しく抵抗する猫。しかし、男は強引に引きずりながら、猫を連れ去っていきました。

三重県鈴鹿市のこの場所では、近くに住む女性が捨て猫の世話をしていました。当時は40匹ほどの猫がいたと言います。

「行き場のなくなった猫を、ここで13年くらい前から私が(世話していた)、避妊去勢も含め、全ての世話をできる場所になっています」(猫の世話をする女性)

しかし去年10月以降、猫の小屋が壊されるなどの被害が相次いでいたため、女性が防犯カメラを設置したと言います。一体、猫はどこに連れ去られたのでしょうか。

「(猫が)元気な姿で帰ってきてくれれば。自分たちでどこかに行っちゃったのかなと考えてたのが、こういうの(窃盗)を目の当たりにすると・・・」(猫の世話をする女性)

そして1日、防犯カメラの映像が決め手となり、男が逮捕されました。容疑は猫1匹を盗んだ窃盗の疑いです。

「猫を飼いたかったが金が無かった」(容疑者)

警察の調べに対し、容疑を認めているという容疑者。盗んだ猫については・・・

「猫が懐かなかったので逃がした」(容疑者)

盗んだものの猫が全く懐かず、その後、逃がしたと供述しています。