太陽光パネル1700枚盗まれる 栃木・那須
栃木県警那須塩原署は14日、同県那須町高久丙の太陽光発電施設の建築現場から、太陽光パネルが約1700枚盗まれたと発表した。
同署や県警捜査3課によると、パネルは東京都中央区の電力設備設置会社、シエスタゲートが開発中の施設の建築現場。同社が同日、署に被害届を提出した。盗まれたパネルは縦約1メートル、横約1・6メートルで、計1772枚、被害総額は約2200万円余りに上るという。
現場では、昨年3月12日にパネルの設置自体は終わっていたものの、通電設備などの工事が終わっておらず、利用されないままになっていた。今月8日に点検のため現場を訪れた下請け業者が、設置されていたパネルの多くが盗まれ、台座だけが残されている状態を発見したという。
現場近くは民家が点在するものの、人通りの少ない山林。現場の周囲はロープで囲われているのみで、防犯カメラなどは設置されておらず、侵入しやすい状況だったとみられる。
同署は何者かが現場に侵入してパネルを取り外し、少しずつ持ち出したとみて、多額窃盗事件として詳しい状況を調べている。
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